白山里から高倉山周回

白山市木滑地区にある白山里から林道をしばらく進むと高倉山登山口への小さな標識があります。
今回はここから高倉周回コースを回ってみます。
高倉山について

白山市旧鳥越村バードハミング鳥越の看板のところから見える白山連峰。
この写真の白山の手前に見える独立峰のような山が高倉山です。
実際には高倉山から、中宮山、ブナオ山、大瓢箪山(オオフクベヤマ)、大笠山へと峰々は続いています。
高倉山の所在地は旧吉野谷村、木滑地区にあり、標高は922.2m、麓から山を縫って中宮まで林道が開通していますがそのほとんどが私有地のためか一般車両の通行は許可されていないようで、開通した林道も落石や倒木等で通り抜けは困難な状況にあるようです。
登山道は高圧線の巡視路から尾根沿いに続く歩きやすい道はありますが、一般にはあまり使われていないようです。
今回は白山里の方から急登を登り、周回して市原の方に下るコースを選択しました。
高倉山周回コース
高倉山登山口

高倉山登山口 1.7kとの表記。
高倉山登山口までここから1.7kmという意味です。
登山口への登山口??w

序盤はニリンソウの咲き乱れる細い獣道を進みます。
草が茂ればたちまち薮化してしまいそうな道です。
草藪に覆われた登山道

この日は2021年5月3日ほぼ薮です^^;
尾根沿いの急登

草藪を抜けると尾根沿いの急登に変わります。

正真正銘!
急登です!!w

急登を抜けたらまたしても草藪!w
上りの登山道からの景色

白山里を見下ろします。
急登が分かりますよね?

そしてまたニリンソウの道を進みます。

次第にどこが道なのかさえわからなくなって来ます。
もはやただ崖をよじ登っているだけ?
みたいな???ww

後から登ってくるメンバーたち。
本当に急登です。
急登の後は森の中へ

崖を登り切ると杉林に入ります。
ここまで来ればもう急登はありません。

先が明るくひらけて来ました。
高倉山林道と合流

林道高倉山線と合流。
通常は車の侵入は禁止になっています。
徒歩であれば、麓から林道を上がってくるのもありです。
距離は6kmくらいあるんじゃなかったかな?
一度自転車を引きながら登った記憶があります。
https://decnonet.livedoor.biz/archives/51921055.html

高倉山登山道の大きな案内板が出て来ます。
麓の登山口に書かれていた登山口とはおそらくここのことです。
本来の登山道

ここからが正式な登山道です。

ブナ林の素敵な道じゃないですか!!w

これが普通の登山だよね??w
ここまでが過酷すぎました。
高倉山白山眺望スポット

高倉山山頂の一つ手前のピークからの白山連峰。
木が刈払われていて視界が開けていました。
これが高倉山からの白山連峰だ!
って?
ガスってますけど??w

さらに進みます。
高倉山山頂

高倉山山頂922.2m
山頂から白山は見えません。

山頂をスルーして先に進みます。

山から降った先は?
高倉山林道へ再び下る

高倉山林道です。
林道をそのまま進んできた方が早い??w

さらに林道をしばらく進むと白山の展望スポットがあらわれます!
高倉山林道白山遥拝スポット
これが高倉山林道からの白山連峰だ!
AF Zoom-Nikkor 28-200mm f/3.5-5.6G IF-ED
ƒ/10.0 28.0 mm 1/400 100
広角28mmだとこんな感じです。
AF Zoom-Nikkor 28-200mm f/3.5-5.6G IF-ED
ƒ/7.1 80.0 mm 1/800 100
なかなか見事な眺めじゃないですか?
AF Zoom-Nikkor 28-200mm f/3.5-5.6G IF-ED
ƒ/5.6 200.0 mm 1/1600 100
晴れてくれて良かったです。

また雲が湧いて来ました。

もくもく、、、、、。
下山開始

帰りは林道を歩いて帰ります。
林道から下界を見降ろす
林道から眺めた下界の様子。

手取渓谷が見えます。
大東橋です。
あの橋からの紅葉の手取り渓谷が美しいです。

帰りは別ルートから降りました。
高倉山周回 山行データ
Map
コースタイム
登山口(取付)7:32 – 登山道分岐 8:53 – 高倉山8号目登山口 9:00 – 高倉山山頂 9:40 – 高倉山中宮側登山口 9:53 – (林道散策)- 昼食場所(白山展望地)10:06 – 10:53
下山開始 – (林道歩き)- 高倉山8号目登山口 11:27 – 登山道分岐 11:33 – 瀬波神社への登山道分岐 12:00 – 下山口(瀬波神社)12:23
山行データ

今回の周回コースは登りの急登が最後崖のような登りになるので、初心者や年長者、お子さんにはお勧めできません。
また、白山里側からは登りは良いけれど、下りには向かないコースだと言えるでしょう。
足を滑らせると滑落の危険があります。
5月の初旬ですでに草薮になりかけていたので、6月以降は入り込まない方が無難です。
道を見失う可能性も高くなりますし、マムシなどが潜んでいても見えにくいというリスクもあります。
8号目登山口から先はとても歩きやすく誰でも歩ける道になっています。
今回は周回コースなので尾根沿いの緩やかなコースから降り、途中で登山口に程近い瀬波神社の方に下りました。
尾根道から谷底への下りはこれまた崖のような急斜面の下りになります。
尾根沿いの道をまっすぐ降れば国道にほど近い市原集落の裏手に辿り着きますが、そこから白山里まではかなりの距離があります。
市原からの登山口はちょっと分かりにくく、夏場でもロープが張られていて侵入禁止のように見受けられますが、高圧線の鉄塔の巡視路にもなっており歩きやすい道が存在します。
ただ、歩いたという報告はほとんど見かけません。
車を置ける場所も難しいように感じます。
私自身は巡視路の取りつきまで運良く車で入り込めた経験があり、そこは車5〜6台置けるくらいのスペースがありましたが、登山者用には提供されていないようです。
白山自然保護センター側からの林道は徒歩での侵入は可能だと思われますし、歩く分には緩やかな道です。
ただし、距離が長く山頂までの往復が12kmを超えてきます。
車で8号目登山口まで上がれればお手軽な山なのですが、なかなかに難しいところがありますね。
高倉山で見つけた花々










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